タイムカードでの勤怠管理は、一般の人が思っている以上に重要です。会社には勤務時間中の社員を管理する責任があります。この管理責任をはたしていないと、なにかトラブルが起きたときに責任問題となります。例えば、サービス残業が行われていて、社員が訴えを起こしたとします。
すると、タイムカードでの勤怠管理が行われていなければ、証拠がないので残業代を請求することができないと思う人もいるかもしれません。しかし、会社には社員の勤務時間を管理する責任があるので、その責任をはたしていないことを理由に、証拠がなくても未払い残業代を支払わなければならなくなることがあります。1人に訴えを起こされて勝訴されてしまうと、後に続く人は簡単ですので、100人以上の従業員に未払いの残業代を支払うはめになるということもあります。このように、タイムカードでの勤怠管理は、労働者にとっても、会社にとっても重要です。
最近では、パソコンで勤怠管理がされていることもありますが、これもタイムカートと同じ効果を持っています。これからの時代は、手動でタイムカードを押すのではなく、パソコンを使ってボタン操作で簡単に勤怠管理ができるようになっていくことでしょう。手動でタイムカードを押す場合には、押し忘れをする人も出てきます。その場合、なにもしなければ欠勤扱いとなってしまうことになり、働いたのに給料が出ないことになるかもしれません。
押し忘れた場合にはリーダーなどに報告をして記入してもらうようにしましょう。